じめじめした6月がやってきます

 うわぁ!と驚いたのはホカでもありません。「第73回広報セミナー(東京)のご案内」のチラシに、私が写った写真が載っているぢゃありませんか(上部の画像、左から私、代八市、野中市、宮大市、奈神川県警、講師の順)。昨年11月に東京は砧、HNKの施設で行われたビデオ研修です。しかしまあ、ほかにも研修生がいたのに……何で、また……。

 この「ご案内」が全国の都道府県、市町村に送られたかと思うと…ははは、笑っちゃいます。特に、自己顕示欲の強い私は、全国、津々浦々の若い女性から「左側の、ホワイトバランスシートを持って、ぼーっと立っている男性と結婚したい」という申し込みがあるかもしれないと思うと、ドキドキです(あるわきゃないって)。ちなみに、広報担当になる前「マンガの得意な職員さん」と日朝新聞や日本西新聞で顔写真入りで紹介されたことがありましたが、何もオイシイ話はありませんでした。

 さて、さわやかな5月も終わり、ジメジメした6月がやってきます。小学生のころ、教室に置きっぱなしにしていた絵具セットをカビだらけにし、親からこっぴどく叱られたあの忌まわしい月です。そういえば「絵具って甘いよ」と言って、絵具を舐めていたアホな友人がいました。ちゃんと、元気に生きているかな~。

 小学生のころ、吉本新喜劇が大好きでした。岡八郎さんや花紀京さんが人気者で、最近人気のチャーリー浜(昔の芸名は、浜ゆうじ)さんは、キザな男の役ばかりしていました。当時は「巨人の星」がどえらい人気で、テレビに釘付けでした。漫画本では「少年キング」が好きで、楳図かずおさんの「アゲイン」やジョージ秋山さんの「銭ゲバ」や「アシュラ」など衝撃的な漫画が連載されていました(と思う)。一番好きだったのは、手塚治虫さんの「アポロの歌」。女の人の裸の絵が多かったので、ドキドキしながら読んでいました(ボクは、昔からエッチな方だったんだよ~ン。なのに、どーして嫁が来ない?)。

青春の手塚漫画、ブラックジャック

 先日、岡福市美術館の手塚治虫展を見に行ってきました。ゴールデンウィークの期間中ということもあり、多くの人が来ていました。展示は原画が中心で、初期の作品から遺作まで、よく集められていました。特に生前に使用していた帽子や眼鏡、ペンなども置いてあり、何とも言えない込み上げてくるものがありました。また、博士号の論文や最期の日記の展示の前には人がごった返しており、ゆっくりと見ることはできませんでした。

 んで、頭に来たのがアベックです。大学生くらいの男女がしっかり抱き合い、ほおずりしながら最期の日記を見ているのです。心の中で「クオーラー、手塚先生の御前であるぞ、ひかえ、ひかえい」と叫び、心の奥底で「イチャイチャするな、この馬鹿ちんが…」を連呼していました(女の子が愛らしかっただけに、その叫びには悲痛なものがありました)。

(平成3年6月(下)に続く)

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