痩せるために飲んでます…プアール茶
一昨年、近所の「羊田歯科医院」の羊田先生とお酒を飲む機会がありました。医者なのに国産の中古車に乗っているという、変わった人(だいたいはBMWやベンツに乗ってる医者が多いよね)。そのとき、羊田先生が言いました「泰平君、男の魅力って何だと思う?」「はあ……そうですねェ」「たぶん君のことだから、人間性や優しさなんて、甘っちょろいことを言うだろうね」「違うんですか?」「一般的には間違いないんだけど、現実は違うんだ」「ほほう」「どうだい、ショックだろ?」「いや、別に」「男も結局のところ、見かけなんだよ。どうだい、ショックだろ?」
どうやら、私にショックを与えたいようです。「はあ、少し」「そーだろ、ショックだろ」「俺ももうすぐ40歳。子供も2人いるけど、若いころはモテなくてねえ。うん、うん、いつも失恋をしていたんだよ」「そーだったんですか」「俺さ、どっちかといえば色男だろ」「まあ、そうですね」「好きな娘がいてね」「ふむふむ」「いつも迎えに行ったり、優しさを前面に出していたんだ」「へーっ」「でもダメだった。気がつくと今で言う”アッシー君“になってしまっていたんだ」「へー、そうスか」「BMWに乗っている友達にね……取られたよ」「へーっ」「そのとき痛いほどわかったよ。やっぱり男も見かけ」
「そんなもんですかねェ」「はっきり言っとく、見かけ90%で人間性10%。これが現実だ。君も外車に変えたほうがいいぜ」「高いでしょ?」「そりゃぁ高いよ。でもBMWなんかに乗ってたら女の子がホイホイ寄ってくるぞ」「そうですか?(BMWとゴキブリホイホイには類似性があるのか?)」「うん、女房はBMWで釣ったんだ、間違いない」「でも、今は国産の中古ですよね」「生活もあるし、釣った魚にエサはいらんなんてね、はははは」「はあ」「まあ、僕がBMWに乗り換えるときは、浮気したい時だね」そういえば、前に飲んだ時はBMWに買い替えたいと言っておりました。この話、酔っていろんな人にしたらしく、奥さんの耳に入ったのか、羊田先生が買い替えた車は国産の軽自動車でした。
ってなわけで、BMWは買えないまでも、少しはぜい肉を落としてカッコよくなろうと、現在、プアール茶を飲んでいます。20歳のころは53㎏だった体重も年々増加し続け、現在75㎏。毎年、毎年、ズボンが小さくなり(お前が肥えているだけじゃ)、何度か「痩せよう」とは思ったものの、持って生まれた意志の弱さ、断念したこと数限りなし。こうやって皆さんに「痩せるぞ」と宣言すれば、きっと痩せることができるに違いない。(どーも、自信がない)
夏が来れば…ビール。汗をかけば…ビール。3人以上集まれば…ビール。はっきり言って自信がありません。次の機会に皆さんとお会いしたとき、80㎏に増えていたらどうしよう。気マズイだろうな。まあ、そんときは曼荼羅町の馬鹿ちんが、痩せたいと願っていたようだと優しく読み流してください。(嗚呼、意志薄弱)気がつくと、このお便り6枚目になっていました。(くだらぬこと×6)
食あたりなどしないよう、また、ビールの飲みすぎに注意の上、広報づくりに精を出してください。(自分の心配のことを言ってどーする)それから、何かありましたらお便りください。待っとります。
曼荼羅町 秘書広報課 広報公聴係
係長:篠原 清澄 兵隊:泰平 楽(1991年6月20日)
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