ビデオ三昧でオタク族の日々

気になるアダルト…18禁。

 「明けましておめでとー」と叫んで飲んでから、はや3か月が過ぎ、桜の花びらが舞い散る”春”になってしまったのぢゃ。嗚呼っ春・春・春。ううっ、どっちを向いても春なのぢゃ。春といえば変質者…じゃなかった、人事異動です。実は、私、泰平、この4月をもって、秘書広報課を離れ企画課に異動しました。うっふっふ。いやぁ、長い間いろいろとありがとごじゃりました。ちなみに、広報公聴係という係名は変わらず、昨年に引き続き、仕事と一緒の異動なんです。トホッ。いやはや、今後とも「広報まんだら」及び「うら広報まんだら」ともども、引き続きよろしくお願い申し上げます。

 閑話休題(さて)最近というもの生活がオタク族になり、日々ビデオ三昧。籠りがちな暗い生活を送っています。先週の日曜日は取材がなく「101回目のプロポーズ・全4巻」を一気に観てしまいました。(約10時間。馬鹿ですネ)。というのも、私このドラマが放送されたこと、人気があったことを知らず「うそ、泰平さん知らないんですか?」と後輩に言われ、たいそう恥ずかしい思いをしたのでした。振り返れば、広報担当になる前は流行には敏感で、新しいことは人より良く知っていたのです。しかし、ある時点からアイドルの名前がわからなくなって、どいつもこいつも同じような顔に見え始め、世情に疎くなっていったのです。

 レンタルビデオは、一度借りると返却のときにまた借りてしまい、そのループがクセになり、ここ1か月間は忙しいのに睡眠時間を削り、20本以上の映画を見続けているのです。デビットリンチから黒澤明まで、ターミネーター2から東京物語まで、セブンイレブンで買ってきたイチゴ大福を肴に純米大吟醸を飲みながら(これがまた合わない)部屋の中で海獣(トド)(のようにゴロゴロしながら、テレビに釘づけ。また、太っちゃいました。

 さあて、日本酒の話が出たので書いちゃいますが、先日「富貴の誉(しずく絞り)」(500本限定:4,200円/1升)を購入し、ビデオを見ながら飲みました。そうです。嬉し、恥ずかし、新酒の季節がやって来たのです。あうっ、また「庭の鶯(大吟醸)」が飲める。

■清酒「庭の鶯」が全国新酒鑑評会で金賞(男の子だから金賞…。)

 合名会社山口酒造場(山口尚則代表 上今山)の酒「庭の鶯」が、このほど開催された国税庁主催の清酒全国新酒鑑評会で金賞を受賞しました。この鑑評会は年に1回開催。今年は全国から約100銘柄が出品。いずれも12月から2月まで仕込まれた酒です。その中から「庭の鶯」が最高賞の金賞に選ばれました。10年前にも山口酒造場の酒は、同鑑評会で金 賞を受賞しています。この「庭の鶯」を造るのに40日ほどかかったそうです。山口さんは「金賞受賞の知らせを受けたときには、本当にうれしかったです。この受賞は、酒造りの技術が評価されたものだと思います。これを励みにして、皆さんが飲んで満足して頂ける酒造りを続けていきたいです」と決意を新たにしていました。(広報NOKITA:7月号から)

 「庭の鶯」は三丼郡野北町のお酒です。広報担当の林光クン(注:酒グセ悪し)でも、大吟醸となるとなかなか手に入れることができないという幻のお酒。このほか、三丼郡には「三井の寿」(洗太刀町)など、すっごくいい酒があります。このほか県内で有名な銘柄には「萬代」や「花の露」「白花」「磯の澤」などがありますが、名前が売れているためか大吟醸となると高くて手に入りません。(飲んだことのなかとです…)

 さて、全国各地に酒蔵がありますが、昔は地元の米を使って酒造りをしていました。蔵によって味や香り、風味が異なり、それぞれ個性的だったそうです。広報の仕事に似ていませんか?地元のネタを使って広報担当(杜氏)がつくる。町の個性が広報紙に反映され、個性的なものは全国から注目される。似てるでしょ?いま、県内から都京府あたりまでの、おいしい酒を支えているのが、我が曼荼羅町と浄土町の酒米(山田錦)です。全国でも、釈迦郡の酒米に品質はトップクラスの品質だそうです。

 酒蔵が生産者と直接契約(JA仲介)し、酒米を坪買い。つまり、契約した田んぼで採れる酒米を田植え時点で先買いします。寒暖差が大きく、水がよく、高い技術(山田錦は倒れやすい)のある農家・圃場を指定するのです。酒米の質は酒の質に反映します。良質な酒米でいい酒を造り、鑑評会で入賞することは酒蔵が生き残りをかけた闘いなのです。坪買いされた酒米は、ほぼコンクール出品用です。JA釈迦は、酒米の品質を均一化する目的で、カントリーエレベーターでの管理を決めました。酒米は圃場や生産者によってばらつきがあり、品質はピンキリ。県内外の酒蔵から異論が上がっているそうです。

(平成4年4月号(中)に続く)

Follow me!