深夜放送は受験勉強のおとも

勉強してなかったもんな~

 んふっ、前段から1日経過…。しかし、暑い。今、夏祭りの取材から帰ってきたところ。真夏の直射日光が、薄くなりはじめた頭に照りつける。フケと思ったら、日焼けでむけた皮だった。ううゔ…。先日、都市計画課の良林氏と話していると深夜放送の話題となった。30歳から40歳前後の人には、受験勉強のお伴であった深夜放送。ちなみに、オールナイトニッポンやセイ・ヤング、パックインミュージックなどである。その昔、谷村新司がアリスのメンバーでチンペイさんと呼ばれていたころ。セイヤングで「天才・秀才・バカ」というコーナーがあった。

 セイ・ヤングは岡福のローカル局では放送してなかったので「文化放送、文化放送JOQR♪」にチューニングし「夜明けが来る前に♪愛し合おう♪」のオープニング曲をつかむと、電波の揺れに耐えながら、雑音の奥にある会話を聞いていた。受験勉強ができるわけがない。「天才・秀才・バカ」のコーナーは、谷村新司がリスナーからのハガキを紹介し、相方のバンバン(馬場弘文)が笑い手。ブルースリー「燃えよドラゴン」がBGMの人気コーナー。ワニブックスからシリーズで本も出たが、私の名前も載っている。ハガキを読まれたのである。今の上品でハイソな私に似つかわしくない、とても下品なネタであった。(へっ!)

 一度読まれるといい気になって、勉強もせずにいろんな番組に投稿していました。タモリのオールナイトニッポンで読まれときは、血が逆流しそうでした。そのほかにも、山本コータローのパックインミュージック「タイコメコーナー」。これは普通の文章を、後ろから読むと下ネタになるという人気のコーナーで「鯛釣り船に、米押しダルマ」からこのタイトル名が決まりました。名作には「√0.6(ルートレイコンマロク)」などがあり、ご多分に漏れず、せっせとハガキを送っていました。私は上品な、気品あふれるネタしか作れず「ワシの股のことを笑う」が、唯一読まれた作品です。

 当時、岡福RBK放送では夜11時から「スマッシュ11」という番組(司会:井上悟、アシスタント:林田スマ)が流れていました。これは、まだ井上陽水がアンドレ・カンドレと名乗っていた(何かプロレスのアンドレ・ザ・ジャイアントみたい)ころ、彼の曲を紹介していた伝説のラジオ番組です。ちなみに先輩の龍池さんが大学生のころ、麻雀に狂って通った雀荘の常連、顔色の悪い小汚い男が井上陽水だったとか。当時は有名人のオーラはなかったそうです。さすがに今は、深夜放送を聞くことはなくなりました。

 日付が変わり、今日は日曜・選挙の日で選挙事務をしている。広報車担当ということで、仕事の合間にお便りの続きを書いるというワケです。しかし、こんなに天気がいい日曜日に仕事をするなど、ますます婚期を逃すようなもの。休みの日は、デートじゃ。可愛い女の子を助手席に乗せ……デートするんじゃ(相手がいればの話だが…)。

 先日、治自労マンガ集団から電話があった「もしもし、泰平さんですか?マンガ集団の橋高です」「はあ、泰平です」「あの…橋高ですが、私のこと憶えてます?」「はぁ?いえ、ちょっと…」「きっと私の顔を見たら思い出しますよ…はは」「はあ(気持ち悪いヤツだ。可愛い女子なら憶えるが、男は利害関係がなければどーでもいー:鹿山市の口瀬氏と同意見)何か?」「8月8・9日、お時間とれませんか?」(きゃあ、男からデートに誘われた)「その日は忙しいッス。何かあるんですか?」「じつは、長崎市で開催される原水禁大会に来ていただき、似顔絵コーナーで働いてほしいんですよ」「はぁ…」

 8月はお盆があり、印刷所が13日から15日まで休む。当然スケジュールもタイトになり、8・9日は休日だが休めるかどうかは今の段階ではわからないのである。「もーし訳ありません。かくかくしかじかのため、この日はちょっと…」「そーですか?残念ですね(若い女の子から「残念だわ」と言われた方が罪悪感が残る)。じゃあ、8月26日からの治自労全国大会へのご出席はいかがですか?」「まことに申し訳ない。かくかくしかじかで岩手県に行かなければならないので、そちらのほうも…」「えーっ、来ないんですか?」「申し訳ない」どうも性格的に「イヤ」とは言えないため、心残りではある。

(平成4年8月号(参)に続く)

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