ううっ、最近どーも女の子に弱いのぢゃ(その2)

ただ変わっているだけではないか

 9月18日、校正をしていると野北町の林光君から電話があった。今月号の月刊「広報(日本広報協会)」に寄稿している人物である。「むぉしもうし、泰平さん…」独特のイントネーションである(留久米弁かなぁ?)。「月刊広報に載ってたじゃない?」「えおっ、いっやー(留久米弁かなぁ?)恥ずかしいっすよ」ちなみに、最近、新車を購入したそうである。しかしながらまだ助手席に座る女の子はいないそうである。ふふん。がんばれ、林光(他人に檄が飛ばせる状況ではないのだが…)。

 林光氏とくだらん話をした後、友人の基原君から電話があった「ぼしぼし(もしもし)ヒマ?」「ヒマではないが…」「明日、飲みに行こ?」飲み会の誘いである。メンバーは、最近よく飲みに行く連中である。全員が独身で、わたし以外はみんな変わり者。むくつけき男どもと飲みに行くほど情けないことはない。あまり気が進まなかったが、可愛いお姉さんとの「合コン」ということで喜んで行くことにした。岩手から帰ってきてからこっち、取り立てて面白いこともなく、うら広報に書くネタもなかったこともある。

 飲み会は岡福市内。電車に揺られ天神町(てんじんのちょう)へ…、同じ車両に同僚の女の子が乗っていた。うら広報の職場内ファンで、高校、大学の後輩だ。「どちらへ?」の問いに、高校の友達との飲み会と応えたが「うら広報で泰平さんが友達を紹介する度に、母校が変人の集まりと思われてしまう」と苦情を言われた。不思議なことに私の友達は変な奴が多い。飲み会で「どーして俺の友達には、変人が多いんだ」いみじくも友人の藤林が言った。電車で一緒だった同僚の女の子は「でも、大成する人が一人でもいればイメージが変わるのに…」と言っていたが、残念ながら…大成しそうな奴は一人もいない。

 2次会、そして3次会のカラオケ店で、マイクを離さないどころか自分の歌う曲を20~30曲も登録し、5曲も歌わないうちに寝てしまうヤツ。頭を壁にぶつけて気を失うヤツ。ただただ、ひたすら笑っているヤツ。もちろん、うら広報のネタはしっかり集まりました。しかし、全体として変わった友人の話ばかりで、これを書くと後輩の女の子に怒られてしまいそうなので、ちょっと今回はパスします。ううっ、最近どーも女の子に弱いのぢゃ。

 2次会ではニンニクいっぱいのもつ鍋を食べ、プンプンと香しい匂いを漂わせる男たち。1次会では岡福市役所に勤める大久保君が気を利かせ、仕事関連の女の子を6人揃えての合同コンパ。むさ苦しい男たち6人も気合が入ります。…が、この日は後輩の田中が1人だけ集中してモテてしまい、空中分解。残りの5人は、阻止しようとあの手この手の嫌がらせ。「高校のときコイツは…」とありもしないことを暴露するヤツ(泰平)。ものすごくエグイ春歌を歌うヤツ(泰平)。女の子たちは呆れて帰ってしまった。普段は明るくいい奴らばかりなんですが、女性問題となると本性を現すんですよ(泰平、お前だよお前)。

 「明日は休みだ、中洲に行こう!!」「パンツの中身は♪暴れん坊将軍」「せっかく選りすぐりの娘を6人も連れてきたのに…」「もう帰ろうよ」「泰平さんがあんなことを言わなけりゃあ、ミヨちゃんと出来ていたかもしれないのに」「エイズは怖いぞ」6人6様、勝手なことを言いながら、3次会まで行ったのです。

(平成4年10月号(参)に続く)

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