眉一つ動かさず「ええ、美人です」と藤内氏

今度、研修会のときに詳しく訊いてみよう

 さて、藤内君と私は研修所の食事がまずい(岡福拘置所よりマズイらしい)との理由で、毎晩、外で食事をしていました。初日は日春市や筑野紫市の係長、﨑山さんなども合流し、焼肉ジュージュー、ビールカパカパ。筑野紫市の係長さんは「わはっ、泰平ちゃん、あれ、うら広報はおもしれーなぁ。わはっ(こーゆーしゃべり方)」「そーですか、はは、どうも」「わはっ、うんあれ、いつもトイレの中で読んでるけど、わはっ、ボリュームがあるんで最近はなかなか出れんわー、わはっ」この人、うんこしながら読んでいるのであろうか…。その姿を一瞬、想像した泰平でありました(気持ちよいもんじゃないぜ)。

 しかーし、この席で聞き捨てならないセリフが一つ藤内君の後輩の口から出たのです。「いやー、藤内さんの奥さんってすごい美人ですから…」普通、他人からそう言われると「いやぁ、そんなことないよ」と謙遜するか、あるいは「ボクには過ぎた妻で…」などと照れるのが一般的なリアクションであると思う。しかし、藤内君は表情一つ変えず「ああ、美人ですよ」とコイタのです。「ええっ、と、と藤内君の奥さんは、そんな美人なのか?」ほとんど嫉妬に近い状態で確認する泰平。しかし彼は眉一つ動かさず「ええ、美人です」とコキました。

 まあ、藤内君を知る人が「藤内君の奥さんは美人だ」と聞くと、誰もがその耳を疑うものと確信します(ここまで書くと本人に失礼だ、悪意があるね)。さらに泰平は問いただしました。嫉妬に震える泰平の声はやや上ずっています。「ど、どういう経緯で美人の奥さんと結婚することになったんだ?」そう、藤内君は、ほどよく焼けたホルモンを口の中に放り込みながら答えました。「ええ、騙したんです」さらに続けて「泰平さんは止めといたほうがいいですよ。美人の女房をもらうと苦労しますよ」とまでコイタのです。3月4日と5日の県の広報研修会のとき、どういう苦労があるのか聞いてみたいものです。

 さて、2月17日から19日まで健康セミナーに参加しました。市町村共済組合と九州大学医学部がタッグを組み、肥満体の人を対象とした別名「ブタさん研修」と呼ばれている講習会。そう、研究素材として理想的な小太りの私は「え~い、チクショウ」と思いながら参加しました。でも、結構ためになりました。太っているのは日常生活における満足度が低いためで、安易に食べることに走りやすいのが原因。満足や快楽を求め感じられる生活が必要とのことでした。そういや最近、満足度が低い生活をしているかもしれない。不平不満も多く、やけ食い、やけ酒することも…。ううっ、快楽を求める生活って…?

 今月は本当にネタが多い。クソ忙しい2月初旬には「和醸良酒探究会」に参加。すごくおいしい酒も飲んだ。今回は、地元ラジオの女性プロデューサーや窯元(芸術家)も参加。特に芸術家は喜太郎のような風貌で、あちらの世界では有名らしく物静かな口調が印象的でした。芸術家といえば、押花の先生が近所に引っ越してきた。農作業中の母と仲が良くなった。母はいつもブラブラしているこの人を、仕事嫌いの変人と思っていたそうだ。聞けば東京ドームでの展示会にいつも出展し、その世界では有名らしい。昔は大企業の重役で、趣味が高じたそうだ。案内状をもらい「わざわざ東京まで…」といいながらも驚いていました。

(平成5年3月号(参)に続く)

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