えーと、まんだら市の明太君…だったよね

 しかーし落ち込んでばかりもいられない…9月号も10月号も発行しなきゃイカンのだ。人間というもの、他人の不幸には強いもんである。気を取り直して明るいネタでパーッといきましょう…パーッとね。しかし梅雨も明け、暑い日が続きますねぇ。この夏の暑い日が続くと、もう、暗室は地獄。冷房も効かず換気も悪い暗室。酢酸のツーンと鼻を刺す臭い、ボタボタと流れる汗。ストレスが溜まるぜ!!ぐわーっ。こーゆー暑い日は、可愛い女の子とアサヒスーパードライを飲みたいものぢゃ。また、取材に出たら出たで、真夏の陽射しが薄くなりかけた頭皮に突き刺さってくる!!ぐあああ。こーゆー日は可愛い女の子と一緒にミルク金時をつつきたいものである。おーい、可愛い女の子、集まれーっ。

 先月号の裏広報で消防団の記事を書いて以来、全国の広報ウーマンから軽蔑とひんしゅくのお手紙がいっぱい。可愛い女の子はもちろん、婚期も遠ざかっています。ううっ、ううっ、これは遺憾。先日、毘沙門町の田仁さんが裏広報を見てつぶやいた。「ひどい、ひど過ぎる…昨年はこんなにひどくなかった」ちなみに田仁さんは、昨年の消防団の班長会長である。「やだなァ田仁さん…裏広報といったって一応は読み物なんですから、若干の脚色はありますよ、こんなにひどいワケないでしょう」と、横にいた浄土町の竹梅君が口をはさんだ。「えっ?脚色してるんですか?そうは見えないなァ」

 まるで、泰平さんは変態ですね…という口ぶり。遺憾。「ちょっ、ちょっと待ってくれ。いくら何でも若い女の子の背中に手を突っ込んで喜ぶアホはいないよ。そりゃあ、胸元に手を突っ込むんなら嬉しいけど…けけっ」「えっ!!泰平さん、胸元から手を入れたんですか?」遺憾。ますます婚期が遠ざかってしまう。しかし婚期が遠ざかろうとエッチなことの興味を惹かれるのが男の業とういもの。実は、賀古町の広報が強いのも、基本はエッチだからである。エッチばんざい(何のこっちゃ)。先日、組合の要件で賀古町職労の組合事務所に出かけた。事務所には町村労連の清田氏と松原氏、そして巻水町職労の人がいた。

 さてこの松原氏、以前、8年間ほど広報担当をしており、当時、県の広報コンクールでは特選の常連だったのである。もちろんその流れは、前担当の野中氏や現担当の谷青氏に受け継がれている。その当時、賀古町には写真クラブがあり主にヌード写真を撮っていた。部長は前記の清田さん。もちろんプロのモデルさんも呼んだが、もっぱら部長が女の子を連れてきて“水着姿を撮る”という名目でバチバチ写真を撮り、レフ板まで使い、女の子をヒロイン気分にし、言葉巧みにおだて上げ、最終的にはオールヌード。つまり、すっぽんぽんにしてしまうという荒手のクラブだったそうである。

 松原氏はつぶやく「ほとんど8割は脱いだね」当時の写真を見せてもらい、話は続く。ちなみにエッチが絡めば男どもはボウフラのように湧いてくる。撮影会があると聞くと、近隣の市町村の広報マンが「写真の腕を磨く」「勉強をする」を口実に集まってきたという。もちろん、歴代の賀古町の広報担当者はみんな、このクラブの部員だったとのこと。さてその写真「きれいに写そう」という意気込みが感じられるものもあったが、前衛的(単にエッチな写真)ものもあり、楽しんでしまいました。うふっ、うふっ。エッチは男のパワー。「広報がこ」が強いのは、このあたりが起因するようである。

 で、松原さん「ふーん、あんた広報担当?どこの町?何年しよーと?」松原さん、さすがに貫禄がある。名指しで招集されたはずなのに、私がどこの町の職員かも知らない。「はい、まんだら市の担当で、5年目になるとです」「ふーん」「あのぉ、僕、これでも県内じゃ歌って踊れる広報マンとして、そこそこ有名なんですよ」「ふーん」「あのぉ、野中さんと谷青さんに、よろしく言っといてください」「ああ、野中と谷青ね…、ああそう、野中は今度、組合で中国に行くばい」「ほーっ、中国ですか?」「まあ、よろしく言っとくわ…えーと、まんだら市の明太君だったな」「いえ、泰平です」

(平成5年8月号(参)に続く)

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