福井の夜は、ムチでピシピシ…ああっ、いい

 先ほども書きましたが、福井の広報大会に行ってきました。予算がつかず、有給休暇を取ってでも参加するつもりでしたが、係長が「それは遺憾」と財政に談判し、旅費を工面してくれました(私のわがままに…なんと優しい係長)。大会には県内からもたくさんの担当者が参加しており、大会終了後は番外ツアーにも飛び入り参加。雨下石町の澤米さんや海鳥町の橋高クンなど、一年振りに会う他県の広報マン・ウーマンも多く、懐かしい。ふと目をやると土高町の沼天さんもいます。そうです、全国広報コンクール特選の土高町です。早速、ごあいさつ「お久しぶりです…今回はおめでとうございます」「あーら、泰平さん…結婚は?」まさかの切り返しに石になってしまいました。ううっ、結婚か…。

 さて、番外ツアーの初日は福井県内の広報担当者が企画した“若狭でわんさか”福井ツアー。方三町の心彰さんや浜美町さんをはじめ、福井の皆さんには大変お世話になりました、うっ。福岡からこのツアーに参加したのは、私、まんだら市の泰平のほか、珂那川町の志浦君と喜寿さん、美宇町の宇目野さん、賀古町の谷青さん、恵須町の澤長さん(美人だぜ~)、陽上町の坪大さんなど。ちなみに、まんだら市と珂那川町の3人は飛び入り参加だったこともあり、酒が入ると乱れがちな性格をただただ抑え、福岡の恥にならぬようひたすら“おとなーしく”していました。はいはい、初日だけ。

 しかし翌日の滋賀県内の広報マン・ウーマンが組んだ“琵琶湖縦断ツアー”で、ついに辛抱たまらずプッツンしてしまったのです。そうです、悪いのは銘酒“能登川水車”です。「呑めば呑むほど水車の如く目が回る」というハイな清酒。それを、宇目野さんや志浦君、喜寿さんたちとカパカパと飲んでいました。もちろん、澤長さんのお酌で…(林光君うらやまCだろう)。美人にお酌をしてもらうと純米酒も吟醸酒みたいに美味しく感じるから不思議です。(ちなみに広報大会、大御所演歌歌手の五木ひろしさんの記念講演のとき、最前列で堂々と新聞を広げて読んでいたのは彼女)

 グラスが何回か空になると「うふっ、うふっ」だんだんと楽しくなっていったのでした。しかし、まだ大人しい。乱れないように抑えています。一次会の会場では何も起こらず、二次会は滋賀の広報マンの部屋に集合。「えへっえへっ」いつもの調子で笑っていました。ふと前を見ると見若町さんがいます。「えへっえへっ、今回は金〇への唐辛子ヌリヌリは無かったんですね」「うん、でも、広報名物の鞭打ちは昨日あったよ」「えっ、鞭打ち?」「鞭打ち、知らないの?へーっ」いやな予感がしました。しかし”能登川水車”を飲んでハイになっている私にとっては、別にどうでもよいことでした。

 さて前では、まんばら町さんがバンジョーの演奏をしています。これがなかなかの腕前。「ふふっ」もうだめです。何か面白いことをしたくてウズウズしています。演奏が終わると「まんばら町」と「まんだら市」は語呂が似ているとばかり前に立ち、春歌「一週間」を披露してしまいました。(そのころ、美人の澤長さんは別室で、賀来千香子主演の恋愛ドラマを観て、目を涙でウルウルさせていたそうな…すると、遠くから泰平の張り上げる大きな歌声がしたそうな…♪あ、一週間、一週間♪その歌声と同時に現実に引き戻されたそうな……ああ、ナンマンダブ、ナンマンダブ)

 アンコールが掛かり、喉も張り裂けんばかりに唄いましたよ。もうだめです。抑制が効きません。福岡軍団は全員プッツンしています。志浦君が立て続けに春歌を唄います…♪これがこれして、これはこれこれ♪。喜寿さんが歌います♪おどま間違ごうて、婆しゃんに…♪切れています。♪ドラえもん、ドラえもん…♪、♪変なところに芋がある♪…♪二次会場はあまりのアホらしさに、みんな泣いています。岩手軍団も春歌で呼応します♪かたつむり、ピンピン、かたつむり、ピンピン♪、群馬軍団も参戦です♪ゴキブリ、ゴキブリ、アースでシュ…♪場はさらに乱れていきます。

 ついに裸にされ、ズボンのベルトを使った鞭打ちが始まりました。一番、泰平。二番、志浦。そして三番目は広島中府市の川唐氏の順。ピシッピシッ。宇目野さんも切れています。ムチで打たれる志浦君の下から、割りばしで乳首をつまんでご満悦です。なぜか澤長さんも参加させられ、困った顔をしながらも「女王様とお呼び」と言いながら、川唐君の背中を叩いています。川唐君はすごく嬉しそうです。いろいろ混ぜ込んだスペシャルカクテルも回っています。お腹にマジックで絵を描かれ、お尻をプリッと出し、とことん乱れてしまいました。そうです、福岡の顔に泥を塗ってしまったのでした。

 新潟は埼黒町の八十嵐さんの言葉。「福岡の県民性ですかねぇ…、場をこんなふうにしてしまうのは…」ううっ、そうなのか…しかし、見せたお尻がムズムズするので、ここで一旦ペンを置きます。さて、我々は土曜日に福岡への帰路につきましたが、ツアーは日曜日まで続き香美町に向かったのでした。本当は行きたくてウズウズしていたのですが、日曜日は消防団の操法大会。私は班長ということもあり、泣く泣く帰ってきたのでした。また、滋賀の夜でのバカ騒ぎが響き、喉はガラガラ、宿酔いで頭はクラクラ、胸はムカムカ……体力的に自信がなかったというのも…うふっ、正直。

 さて、今回は6ページの裏広報とやや少なめ。次回はネタをもっと拾ってきて充実させますので、ご勘弁を…。なお、広報交換をする自治体が増えたので、郵送予算の関係で、広報の送付が2~3か月に1回となるかもしれませんので…あしからず。では、何かありましたら、楽しいお便りをお待ちしております。

ピシッ、ピシッ…女王様…もっと…  泰平 楽(1993年9月5日)

(平成5年9月号(広報交換しましょう)に続く)

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