消防団の班長旅行は、近場の末蘆市に決定 !

 「どすけべ」とは関係ないですが、2月は消防団の班長会の旅行があります(大島ツアーに行けない理由:その1)。海外に行く分団もありますが、我が第1分団班長会は末蘆市、車で1時間もかからない近場です。副分団長「今年はどこい旅行い行くとや?」班長会長「まーだ決まっとらん…第2分団は韓国らしかね」副分団長(顔を緩ませ)「ほーっ、韓国ね…ふーん、良かもんね韓国は…ふふふ」班長A「副分団長、何かうれしそうですね」副分団長「うん以前、韓国に行ったときに(いやらしいので中略)たまらんごと良かったバイ…もし、第1分団も韓国に行くのなら、俺も誘ってくれんね…でも…金ないし…」

 しかしAIDSが流行している昨今、韓国に行きたいという班長は少なく、別府や熊本、一日野温泉などいろいろと意見がある中で、結局、近場の末蘆市に決まったのです。ちなみに昨年の班長会旅行は嬉野温泉。消防団の名前で申し込んだこともあり、警戒した派遣会社が送り出したコンパニオンはすべて40歳以上のおば様ばかり。サービスも悪く、気の毒に思った旅館の仲居さん(60歳代)がヌードダンスを披露してくれたとのこと。気持ちは有難いが宴会の途中で席を立つ班長も多かったそうである。結局、一番受けたのはみんなの怒りを買うことを恐れて裸踊りをした班長会長だったそうである。

 翌日、宴会での不発にみんなの不満を乗せたバスは、一路帰路へ…。「まーだ10万円も残っとるバイ」の会計の一言で予定を変更し、末蘆市の鯉料理の老舗「赤鯉」に立ち寄って再度、宴会を開始。急遽、派遣会社“卑弥呼”に依頼したコンパニオンは「消防団」で申し込まなかったこともあって、若い女の子ばかり。昨夜の不満が一気に爆発したのか、女の子に抱きついて離れないヤツ、スカートのファスナーを降ろそうとするヤツ、意味なく女の子を高々と担ぎ上げるヤツ、這いつくばってミニスカートの奥を覗こうとするヤツ(平成5年7月号参照)など、いろいろ。

 今年の班長会長は、昨年から引き続き班長会長をしており「末蘆市は良かった、末蘆市なら裸踊りをせずにすむ」というわけで、半ば強引に旅行先を末蘆市に決めてしまったのであった。ちなみに、旅行のため毎月5,000円積み立て、12人分72万円もたまっている。現時点で12万円しか使っていないので、一晩で60万円(1人5万円)使うことになる。豪華懐石料理と宿泊で1人2万円(末蘆市は安い…伊勢海老がついてこの価格である)。しかも末蘆市には、何とかクリニックとかおさわり何とかなどといういかがわしい風俗店などはない。いったい、何にどう使うんだろう…。

 会計「えーっ、末蘆市にはストリップもなかとね」班長B「しかたがない、残りは競艇場でパーッと使おうぜ」班長C「いや、還元金として返してほしい。オレは懐が寒いんだ」などと現実的な意見も飛び交う。さらに会話は盛り上がる。班長D「俺は、ストリップを見たことがないんだよ~」班長E「えーっウソだろ。でも、そー言えば博多もストリップ劇場がなくなったもんね。博多駅前も天神のガード下もなくなった」班長F「うん、確か、もう2件しか残っとらんバイ」班長E「昔は、ばばしゃん(おばさん)ばっかりやったばってん、近頃は若っか姉ちゃんの出よんなるげな…」盛り上がります…。

 会計「そうそう、俺が初めてストリップば見たとは高校生のときやった。あん時の踊り子は、ばばしゃん(おばさん)やったばってん…心臓の張り裂けるっちゃなかろうかって思うくらいドキドキしたじぇ」班長E「うん、ドキドキした…俺もまだ青かったもん…。ばってん、踊り子に呼ばれて舞台に上がるお客のおったといはビックリした」班長D「俺は、ストリップを見たことがないんだよ~」ストリップ談義は続いた。

 さて、年末から年始にかけては消防団行事が目白押しで、たいへん忙しかった。年末警戒が2晩。応援に来てくれた地域消防団OB「年末警戒は、消防団員の忘年会のようなもんだから、お互いにこの1年間の労をねぎらえ」とは言うもののなかなか帰らず、毎日のように解散は午前3時。ベロベロになったOBを、シラフになった現役消防団員がお見送りする状態。団員の労をねぎらうどころではない。さて年が開けて、1月2日は鎮火祭。お神酒を大量に飲まされ(ちなみにお神酒は、一人当たり5合もあり、それを飲み上げて宴会が始まる)翌日はゲロゲロ状態…不健康である。

(平成6年2月号(参)に続く)  

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