いいなァ、美宇町はいいなァ!

夢中になって写真を撮っているうち、とても高い所に立っていて後悔することがある。

 先日「北海道の川旭市の広報大会に行くぞォ~」と書かれた便りが美宇町の広報紙と一緒に送られてきました。早速、係長に「いいなァ、いいなァ、美宇町はいいなァ」と連呼しました。係長は吐き捨てるように「財政が予算ば削ったっちゃけん、しょんなか(財政が予算を削ったのだから、仕方がない)」と一言。

 私は泪をこらえ、潤んだ瞳で財政課へ。「よかねェ、ほんなこつ美宇町はよかねェ(いいな、本当に美宇町はいいな)」と嫌味。第三者の目から見れば「駄々」。当然、財政担当は冷たい面持ちで「ほっかいどお?ぜいたく者め!僕が広報担当の時は東京よりあっち側には行ったことがないんだ。ほれ、この炭酸まんじゅうをくれてやるから、あっちに行ってろ」とドライアイスのように冷たい言葉。

 まぁ、せっかくお饅頭をくれたので、お茶と一緒にいただきましたよ。そんなこんなで、今回の北海道で開催される広報大会は辛抱します。ううっ、そうです、みんな貧乏が…、みんな貧乏が悪いんです(岡林信康の「チューリップのアップリケ♪」風に…)。

 ちなみに、もうすぐ9月。秋です。思えば…今年の夏は暑うございました。今年の夏、当初の目的だった「はいれぐ娘」の海水浴場での撮影も、締め切りという迫害に負けてお流れとなり、日々、ビールをかっ喰らい、二日酔いとお友達になるありさま。

 今年の夏は、いいことがなかった(昨年の夏もその前も…)。あとは、秋に男の命を懸けるだけ。秋の涼しさにアベックが公園に集まります。赤外線フラッシュを片手に、イザ公園へ(ほとんど出歯亀)。係長は「やめろ」といいますが、町の小さな話題を集めるのも広報の仕事。ちなみに役場には赤外線フラッシュなんてありません。ここでも財政の厚い壁に阻まれているのです(なんて、するわけないだろ)。

 ということで、秋は日本酒とお友達になりそうです。日本酒はやっぱり冷ですなァ。福岡なら城島の「寒北斗」がいいですね。大分の「西の関(吟醸)」もいいけど、あれは…ぬるカンで飲る(やる)ほうが旨い。四国は愛媛の「梅錦」もいいけど、前の方がおいしかった気がする。

 秋は食。何でも美味しくなる季節です。もうちょっと秋も深まり、木の葉が色づいてくる頃には、魚がたまらなくおいひくなります(あっ、よだれが…)。魚ならやっぱり刺身ですねェ。サバは「ゴマサバ」。アジは「釣りアジ」。釣った味は塩で焼いてもウマイ。おろしたての大根を皿のわきに置いて……たまらんね。今度、広報で曼荼羅の秋の味の特集でも組んでみようかな……ウケるかな?

 秋になるにしたがって、夜は涼しくなります。もう熱帯夜ともオサラバです。カゼなどひかないよう身体だけは注意してください。えーと、それから何かありましたらお便りをください。町は違っても何の因果か広報を担当する仲間、ご同輩じゃあありませんか。いろいろと情報交換をしましょう。

 できれば、独り身の私に女性を紹介してくだされば、この上もないこと。一生、ご恩は忘れません(どっちかというと、美人より可愛いのが好き…♡)。では、皆さんさようなら。

曼荼羅町 企画課 広報広聴係
係長:高祖 宇土  兵隊:泰平 楽

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