寝苦しい夜、悪夢にうなされ寝不足です

子どもと年寄りと小動物にはなぜか好かれる

 あっという間に8月も下旬、広報も校正段階に入り「さて、ぼちぼち、お便りを書こう」と鉛筆をナメナメ取りかかったところ「あれ?書くネタがない」。ですから、今月はお便りは無し。とも考えたのですが、書き出しゃ筆が勝手に進むもんで…。

 だいたい7月からこっち「市制問題特集号」など何だのと、市制準備室から仕事を押しつけられ、休みもとれず、当然、海水浴どころかハイレグ娘を拝みに行くこともできず(1回だけ行ってたりして)モンモンと不機嫌な日々が続いていました。酒を飲めば荒れるし、寝苦しい夜は悪夢にうなされ、睡眠不足です。その原因は(1)姉の子供(姪)、(2)子ネコ(生後2か月)、(3)ビール、(4)蚊などです。

 ビールを飲み、E~気持ちで窓を開け放ち(網戸はあるが家が古いんで隙間だらけ)蚊取り線香なしで寝た場合、午前1時ころからプ~ンという羽音と手足のかゆみで浅い眠りになる。午前2時、キンチョーリキッドのスイッチをONにする。早く点けときゃ良かったと後悔し「30日、30日、1本ぽん♪」と口ずさむ。午前2時半、子ネコが部屋の中を狂ったように走り回る。浅い眠りとなり少しまどろむが、無視する。そのうち、ベッドの上に上がり足元でじゃれ始める。無視、無視、と、突然パンツの上で爪を立てる「ぎゃっ」電気を点ける。午前3時、うずくまるようにして傷テープをちんちんに貼る30男の背中に哀愁が漂う。捨てときゃ良かったと思いつつ、子ネコの頭を2回叩く。子ネコは逃げてしまった。電気を消し、タオルケットをかける。息苦しさに悪夢にうなされ、浅い眠り。気がつけば、親ネコと子ネコがお腹の上で寝ている。ネコを外に放り出す。時刻は午前4時半。遺憾、早く眠らなければ。気ばかりが焦る。

 東の空が明るくなりはじめる頃、耳元で「お兄ちゃん遊ぼっ」と大きな声。里帰りしている姉の娘、姪である。子どもは早起きだ。(小学生の姪に「お兄ちゃん」と呼ばせている私は、ズーズーしいのか?)午前6時、姪を無視して眠る。子どもには、まだ、思いやりの心など、ない。あらゆる手段を駆使して起こしにかかってくる。「こちょ、こちょ、こちょ、こちょ」ぐっと我慢し、無視し続ける。午前6時半、ついにベッドの上(枕元)で飛び跳ね始め、起きる。まだ眠い。とりあえず居間に行き、ソファに座り、目を閉じる。「こちょこちょこちょこちょ」また、姪の悪戯が始まる。容赦ない攻撃である。頭の上に子ネコを乗せ、大笑いしている。「頼むから、そっとしてくれ」と姪に懇願し、花火を買ってくる約束をする。

 こーゆー日々が続くと、慢性的な寝不足になってしまいます。ちなみに、子どもと年寄りと小動物には好かれるタイプであることが、災いしているのかもしれません。

(平成3年9月号(中)に続く)

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