もっと自分に正直に生きなきゃいけないなあとか考える

 さてと、唐突に追伸が始まる。裏広報が早目に出来上がったんで、その後、明るいのから暗いのまで結構たくさんのネタが出てきたのだ。ちなみに追伸は、5月18日の夜から始まる。この日は裏広報も完成したので、19日と20日に代休を取ることにしたのである。最近というもの、日常生活の中でいろいろと考えることも多く、今の生活では自分がダメになっていくようで、物思いにふけることが多かった。理由と言っても何もないのだが、このまま誰かを見つけ、結婚し、歳を重ねていくであろう将来に対し、何かしらの不安を感じるのである。特にあるはずもない、自分の存在理由を探していたのかもしれない。

 と、自分以外の人にはどうでもいいようなことをつらつらと考えながら車に乗り込み、目的もなく出かけた。19日朝である。まず峠を越え、久留米方面へと走る。途中、雲仙が見たくなり国道3号線を外れた。諫早市に兄夫婦がいるので立ち寄るかもしれないと思い、酒を買った。“庭の鶯”である。野北町の林光君に会い、酒蔵までの道を教えてもらった。後は高速に入り、ひたすら雲仙に向かった。なぜ雲仙に行きたいんだろう。たぶん着いても夕方になって、何も見えないかもしれない。ただ何となく行ってみようと思っただけ。途中で何度もイヤになり高速を降りようかと思ったけれど、諫早まで来てしまった。

 ここまでくれば、もう、島原市に向かうしかない。結局、兄のところへは寄らず、雲がかかってよく見えない普賢岳を拝んで帰ってきた。家についたのは深夜、500㎞以上走り、体はへとへとになっていた。

 たくさんの方からお便りをいただきました。今年の広報全国コンクールは「広報はなわ」が特選とのこと。大沼さんおめでとうございます。また岡福県では陽上町が入選したとのこと。天坪さんおめでとう。知っている人が全国大会で入賞するというのは、とてもうれしいものです。ちなみに、昨年の岩手県での大会のときは、大沼さんと2ショットで写真を撮らせていただき、周囲の人たちに「この人が大沼さん」と、自慢しております。

 おめでたいのは、何もコンクールの関係だけじゃない。代八市の末ちゃん…、彼女ができたそうで…ちくしょう!!…おめでとう。とにかくおめでたい。九州青年の船で知り合ったらしく…ちくしょう!!…彼女を大切にしなさいよ!ちくしょう!!「ちくしょう、ちくしょう」と言っていると、役所の同期の浜田がニコニコと満面の笑みを浮かべてやって来た。「泰平ちゃん…まだ決まらんと?」「何が?」「結婚?ふふ」異様に高揚した様子である。「ま、まさか…お前…」「むフフフフ……まだ決まってないよ」意味深長な対応である。

 春が終わり、初夏。どうやら彼にも春が訪れたようである。数日後、いっしょに酒を飲む機会があったので、厳しく問いただしてみた。これまで、何度も、何度も、もうひとつおまけに、何度も失恋を繰り返した彼にも、ついに本気モードに入ったようである。最初は「別に大したことない女だよ」とうそぶいていた彼であったが、酔いが回りはじめると多弁になり、ノロケ話の集中砲火を浴びせてきた。

 はーっ、疲れる。最近はどうも遺憾。もっと自分に正直に生きなきゃいけないなァなどと考える。元気のない蛇足的な追伸でした。(おしまい)

PS…鹿山の口瀬さん、例のアレ、本当にありがとうございます。

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