が、が、賀遠町の草牛君は…すごい人

 もうすぐ12月です。師走がやって来ます。季節は秋から冬に向かっているというのに、心は春。うふっ、うふっ、うふうふ…。しかし何ですねェ、12月号が校了したと思ったらすぐに1月号の編集に着手。結構、スケジュールがタイトで、休みなしの深夜残業続きは、必至です。いやー、お互い様ですが、広報担当者つーのは合わない仕事だねェ。

 ってなわけで、今月は県の広報研修会への参加や労働組合の出張での金沢行き、また、ニュースで話題の猿騒動など、いろんなことがありました。まずは県の広報研修会ですが、期間は1泊2日。福岡地区と近場での開催で、しかも地元消防団の模擬火災訓練と日程が重なったため宿泊はせず初日のみ、もちろん懇親会には参加します。しかし、模擬火災は午前4時から10時までに発生するという想定で計画されています。私の立場は消防団班長。不参加はもちろん、遅れて参加するなど許されるはずはありません。22時30分には配置につくため、涙を飲んで懇親会を早々に切り上げ、消防団詰め所に向かう予定でした。

 配下の消防団員には「いーか、当日は10時半には公民館に集合するけんね。公民館に寝泊まりして、サイレンが鳴ったら現場に波津班が“いの一番”に駆けつけるけん、みんなヨロシク」と班長命令を出しておりました。加えて「ちなみに俺はその日に研修があるので、できるだけ時間通りには駆けつけたいが場合によっては少し遅れるかもしれん。…が、遅くとも11時半には合流するので、ヨロシク」と副班長に申し渡していました。さて県の研修会、今回は参加者が少なく、特に紫筑地区は全滅。おまけに懇親会となるとさらに参加者が減り、寂しいものとなりました。

 楽しみだった懇親会…珂那川町の志浦君は来ず(忙しいのはワカル、しかし来れるだろー。んーっ!!)日春市の藤内君も来ず(んーっ!!美味しい酒を持ってきたんだぞ!!パチンコに行く暇はあるんだろー。んーっ!!)屋芦町の西中どんも来ず、革安手町の石立君も来ず、野北町の林光君も賀古町の谷青ちゃんも欠席。恵須町の美人澤長どんも、毘沙門町の田仁さんも、浄土町の藤松君も、免志町も…懇親会には参加せず帰ってしまった。こういう状態だったので、当然、模擬火災訓練に参加すべく一次会を早めに切り上げ、帰るつもりだったのですが…エライ…美宇町の梅ちゃんは懇親会に駆けつけて来てくれたのでした。

 梅ちゃんが来てパワーアップ。また下半身鉄人、賀遠町の草牛君やウチの係長も一緒に二次会に…。「模擬火災訓練…まあ、10時半に帰りつければいいから…9時半までに電車に乗りゃあ間に合うさ」と考えたのが間違いの始まりでした。二次会では、私・泰平の「春が来た」事件に対する皆さんの突込みが鋭く、すでに結婚が決まったものとみなして質問を浴びせてきます。「あはっ、いやまだ、うひっ」曖昧な答えがさらに好奇心をくすぐるらしく、質問もだんだんきわどくなっていきます。「泰平さん、もう、ヤルことはヤッチャッタんでしょ?」ヤルことはヤッチャッタだと?なんということを訊くんだ草牛!

 「うっ、いや…まだ」ちなみに私はこーゆーことはなるだけ大切にしたい性格である。「だめですよ泰平さん」さらに草牛君の突っ込みは続く。うろたえる私の姿に梅ちゃんが「美宇町の裏広報で書いちゃおー」などと意地悪を言う。さらに草牛君はマニアックに深堀してくる「僕の場合はですねぇ…(とてもいやらしい内容なので中略)…でしたよ」おどろく私「ええ、そんなに…」「もちろんですよ。それから60日間ぶっ続けで…」「うわああ…しかし、それじゃあ(とってもわいせつな内容なので中略)だったら、体力が続かんだろ」「しかしまあ、女の人はアレですよ…(もっといやらしい内容なので削除)…ですよねえ」私は草牛君が、とても偉い人に見えてきました。

(平成5年12月号(下)に続く)

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